衣服について

衣服の働きには次のようなものがあります。

まずは、体を清潔に保つはたらきがあります。下着などの衣服をまめに取り換えることで、清潔に体を保つことができます。

さらに寒さから身を守り体温を保ったり、暑さを避けたりするはたらきがあります。同時に衣服は汗を吸い、水分の出入りを行います。

様々な活動にあった衣服を身に着けることで、安全を保ったり、動きやすくしたりすることができます。

衣服には社会で生活するうえでの役割があります。

ある仕事について制服を着ることで、その仕事を行う人として、明確に役割がわかります。(例)警察官、医師、看護師、僧侶など

その催しや儀式に合った服装をすることで気持ちを表すことができます。

自分らしい個性を発揮したり、まわりの人にある印象を与えたりします。その時々により衣服をT.P.O(時間・場所・目的)に合わせて選べます。

幼児の時間

幼児の時間についてまとめてみましょう。

少し古いデータです(2000年)。まずは遊びについて。いつも遊ぶ場所があるとした子供は67%です。およそ3分の2です。

その主な場所は自分の家や友だちの家が約半数です。あとは家の周りや公園などです。そして年齢が4~6歳の子どもの2割が一人で遊んでいます。特に異なる年齢の子どもたちと遊ぶことがめっきり少なくなりました。

そして習い事をしている子どもの割合が、6歳児で85%あまりです。たしかに自由に遊ぶ時間が減少する要因があると考えられます。

一人で遊ぶということは…。そうです。ゲーム機で遊んでいる子どもが多くなっています。

そのゲーム機ですが、3歳児で1~2時間遊ぶという子どもが60%余り、6歳児では同じ時間ゲームをする子どもが74%です。そしてテレビを見ている時間ですが、1歳半までの子どもで1~3時間で全体の3分の2を占めています。5,6歳になると、2~4時間が77%です。

このようにテレビやゲームを1日あたり3、4時間以上にわたり行っている子どもがけっこういることがわかります。

ここで小児科医会ではつぎのように提言されています。
*2歳ぐらいまではテレビやビデオの視聴は控えめにしたほうがよい
*授乳中や食事中のテレビも同様です。
*ゲームは30分以内が望ましいとされています。種々のメディアに接する総時間を2時間以内にしたほうがよい。
*子ども部屋にはテレビやビデオ、パソコンを置かないほうがよい。

などです。

食品群と栄養素の関係

健康と食生活のところで食品群というのが出てきます。食品を大まかに6つの群に分けたものです。それぞれ主な栄養素に分けることができます。まとめてみましょう。それぞれ群の後ろの説明が栄養素です。

(1)主に体の組織をかたちづくる
*1群…タンパク質(肉・魚・大豆製品)皮膚や筋肉、内臓や、髪などをつくります。
*2群…無機質(牛乳・煮干、海草)骨や歯、血液をつくります。

(2)主に体の調子をととのえる
*3群…ビタミン(緑黄色野菜)目や成長、エネルギを作り出す際に必要です。
*4群…ビタミン(その他の野菜)傷の回復、骨や歯を丈夫にするのにはたらきます。

(3)主にエネルギーとなる
*5群…炭水化物(ご飯・パン・いも・めん)エネルギー源や腸の働きをよくします。
*6群…脂質(油・バター・マーガリン)エネルギーとなり蓄えられ体温を維持します。

こうした区別は厳密なものでなく目安です。したがって だいこんは葉の部分は3群ですし。根の部分は4群です。2群の牛乳も質の良いタンパク質を含む1群の側面も持っています。