緑黄色野菜

緑黄色野菜について説明します。

緑黄色野菜とは、普通は緑色や黄色などの濃い色の着いた野菜です。これらの野菜は、食品群のなかでは3群に属します。

緑黄色野菜には、ビタミンA(カロテン)と呼ばれるビタミンが豊富に含まれています。ビタミンA(カロテン)は、生長をうながし、病気に対する抵抗力などにもかかわります。さらに、目の働きをよくする作用もあります。

緑黄色野菜の1日の摂取量の目安としては、100gです。この量を確保して食事に取り入れることはたいせつです。

具体的には、緑黄色野菜のなかまには、トマト、カボチャ、ピーマン、ほうれんそう、小松菜、にんじん、ブロッコリー、さやえんどうなどがあります。だいこんの葉の部分は緑黄色野菜になります。

野菜を使った料理3品

いずれも野菜がたっぷりとれ、皆さんも作ることができて、わりと栄養のバランスの取れた3品を選びました。

①八宝菜
白菜、きくらげ、ウズラの卵、にんじん、水煮のたけのこ(生から下ゆでしたものでもいいです)、ピーマン、お好みでえびやいか、さやえんどうなどを準備します。こうした野菜はそのときあるもので構いませんし、他のものでも構いません。

いずれもまえもってひとくち大に切っておきます。強火で油をいれ、火が通りにくいものから入れていきます。いためとろみをつけたものです。火加減を強火でいためるのがおいしさのコツです。とろみをつけるときは弱火で構いません。

片栗粉を含む液には全ての調味料を入れておくと便利です。片栗粉はかたまりやすいので、よく混ぜてからなべの周囲から入れます。片栗粉を含む水は最初は白いですが、加熱により透明な感じになれば火が通っています。

いずれの材料も下ごしらえをしておくと、火のとおりもよくなりおいしくつくれます。中華風味のとろみをつけると食べやすく野菜がたっぷり取れます。いりいろな歯ごたえが楽しめる中華の定番です。

②ミネストローネ
たまねぎ、にんじん、キャベツ、セロリー、トマト、大豆、ベーコン、ニンニクなどを1cm角ほどに切り、いためたあとトマトジュースか水を加え、さらにローリエなどを加えて煮込んだものです。

野菜がほんとうにたっぷり取れます。ワインやオリーブオイルで風味をつけたり、ガラムマサラなどのハーブ、カレー粉などを加えてアレンジしてもおいしいです。トマトはそのままでも良いだしが出ます。たっぷり入れるといいです。

また夏ならば旬の野菜のナスやピーマンなどをトマトと煮込んでもおいしいです。塩分が余りいらないし、味付けもそれほど気をつける必要がありません。飽きの来ない健康的な料理です。

③筑前煮
和風の野菜料理の定番としておなじみです。ごぼう、レンコン、鶏肉、干ししいたけ、こんにゃく、ニンジンなどをいためたあと煮込んで、さけ、みりん、しょうゆなどで味付けしたものです。母親の味として懐かしいものです。さやえんどうはしたゆでしたものをいろどりで盛り付けの際に最後に加えるとよいでしょう。

この料理の良いところは根菜類がしっかりとれるところです。鶏肉のほかには豚ばら肉でもおいしくつくれます。鶏肉は骨のついた部分を加えるとよいだしが出ます。その際は肉を焼き色がつくまでよくいためると臭みがなく香ばしくておいしくなります。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにも適しています。

家族と子供の成長 幼児

中学生のみなさんは周囲の保護者や近所の人、学校の先生など様々な人と関わり合いをもっています。そうしたかかわりは生まれてからずっと続いて、これからも続きます。

こうした関わりが糧となって、みなさんは成長してくることができました。「え~どういうこと?」たとえば生まれたての赤ちゃんをそのままほっておくとどうですか。「自分では何もできないよ。」そうですね。3歳の子にご飯作ってねって言えますか。「そんなことできないよ。ままごとじゃないから。」どうですか。

こうしたことは中学生なら当たり前でも、乳児(生まれて~1歳)、幼児(1歳~小学校入学前)ではなかなかできないことが多いです。それでも子供たちは「遊び」を通じてこれらのことを少しずつ身に付けていきます。何度も失敗してようやくできるようになります。それではその成長の様子をみてみましょう。

幼児と遊び

幼児にとっての遊びはとても大切なものです。そういえば朝起きてから夜寝るまで、ずっとあそんでいるといってもいいでしょう。「いいよなあ。そういう生活あこがれるなあ。」う~んいろんな考え方がありますから。それはそれとして、幼児は時間つぶしにただ遊んでいるだけでしょうか。「毎日みていると少しずついろんな遊びができるようになってるみたい。」そうですね。こうして運動能力や、知的能力をつけていきます。

したがって幼児は好奇心のかたまりだということもできます。探求心も旺盛で「何で?どうして?」を連発するようになりますね。「うん、たしかにそう。」

それから小さな子をよく観察していると、最初のうちは一人遊びが多いけれど、だんだん周囲の子とも遊ぶようになりますね。それで相手におもちゃをかしてやるようになります。つまり相手を思いやる気持ちや、相手のことを考えるようになります。

さらに大きくなってくると、集団で遊ぶようになります。その中で自分たちでルールを決めたり、順番を決めたりしてより楽しくなるように工夫したりするようになります。

また、ままごとのように役割を決めたり、協力し合って遊ぶことを知ります。

子どもたちは好奇心が強いわりに判断力や運動の能力は発達が十分でないからから、危険なことや事故には周りの人が気をつけてあげたいです。

遊びの役割とは

遊びにはどんな役割があるでしょう。そしてその種類にはどんなものがあるでしょう。

情緒の発達のための遊び
振ったり、たたいたり、吹いたりすると音が出る太鼓やラッパ、がらがらなど

運動能力の発達を促す遊び

体を使って遊ぶ縄跳び、ボール、三輪車、ブランコ、滑り台など

知的能力を高め、促す遊び

指先や頭を使う積み木、折り紙、粘土、お絵かき、砂遊び

社会性の発達のための遊び

その役割を決めて行うままごと、おにごっこ、協力し合って行う電車ごっこなどのごっこ遊び、

言葉の発達のための遊び
言葉を話したり、見たり、聞いたりする絵本、紙芝居

こうした遊びで用いるおもちゃは安全なものである必要があります。日本では、玩具安全マークのあるおもちゃが安心です。そして自然の草木など、想像力を養えたり、工夫したりして遊べる道具や遊びも大切です。