剣道について

武道のひとつとして剣道は弓道や相撲などとともに古くからおこなわれてきました。1911年になると学校で体育の一種目に採用されました。第二次世界大戦後の占領下では剣道をはじめとした武術は禁止されていましたが、1953年にふたたびスポーツとして学校で取り入れられました。

1970年には国際剣道連盟が設立、世界でひろくおこなわれるようになりました。2012年度には武道(柔道、剣道、相撲など)とダンスが中学校の保健体育で必修となりましたそのため、それらの種目が実技とともに試験に登場するようになりました。

礼法
さて剣道に話をもどします。剣道は武道のひとつなので礼法とよばれる所作が重んじられています。剣道を学ぶ場合、「礼にはじまり礼におわる」とあるように最初に教わる基本です。この所作を正しいく美しくおこなうことがスポーツマンシップにのっとり重要とされています。

礼法として、立っておこなう立礼、正座でおこなう座礼があります。正座のさいには左足からはじめ、立つには右足からおこないます。これを左座右起(さざうき)といいます。

剣道具(防具)
剣道は竹刀(しない)を使い相手に打ち込みますから、安全のために面、胴、小手をつけておこないます。それらはかならず正座で着脱します。剣道具はいずれも安全を確保するために必須ですから正しく装着します。

構え
基本の動作としては、基本となるのが中段の構えです。ほかに上段の構え、下段の構えがあります。中段の構えでは両脚はこぶしひとつほど空け、右足を前にした場合には、左足かかとをわずかにあげます。

間合い・体さばき
相手のとの間合いは剣先が10センチほど交差する一足一刀の間合いが基本となります。ほかに遠い間合い、近い間合いがあります。

体さばき(足さばき)
体さばき(足さばき)は移動したい方向に近いがわの足から動かす送り足で行います。ふみこむ場合用いる踏み込み足、ほかに歩み足、継ぎ足、開き足なども打突(だとつ)の際に用います。

基本わざ
剣道のきほんのわざとして面、胴、小手(こて)があります。このうち面は、しないをふりかぶり片足を踏みだしながら、相手の正面(もしくは左面、右面)を打突(だとつ)、つまりうちこみます。

小手には右小手と左小手があります。相手がうちこんできた瞬間にふみこんで小手部分をうちます。しないをはらいつつうちこむ場合もあります。

二段技(連続技)
面、胴、小手を組み合わせる二段技(連続技)、相手の動きに合わせつつ、しないのうごきやすきのできる瞬間をみのがさずにしないをはらったり、うちこんだりすることがもとめられます。

なかにはうしろに引きながらうちこむ引き面、引き胴などの引き技もあります。相手が技を仕掛けてきたときにおこなう返しのわざを応じ技といいます。これには技をさけつつ有効な打突を得る体さばきが求められます。

剣道は個人と団体のふたつの競技があります。

バスケットボールのパス

基本となるバスケットボールのうち、パスの技術について説明します。

チェストパス
チェストパスは味方に両手を使ってパスする方法のひとつです。指をしっかり開いてボールを持ちますが、手のひらはボールにはつけないようにします。

パスする方向に向かって片方の足を出すことによって方向をさだめます。そして両方の手首のスナップを使って、ボールを相手に向かって押し出すようにパスします。押し出す際に手のひら側が外に向くようにするとうまくいきます。

サイドハンドパス
ボールの受け手が横にいる場合に用いるパスです。右手で行う場合には手首をボールを持ったまま返して、右の脇をしめた状態からからだの横方向へとパスすることになるので、ひじ→手首→ボールを持つ指、の順番にうごかしてパスの動作とします。

ショルダーパス
肩ごしにパスします。ひじを伸ばしてボールをつかみ、受け手の方向をしっかり向いて手首を返してその反動でボールを送り出します。

ボールの受け方
パスを受ける方法です。基本は顔の前で両手の手のひらを送り手のほうに向けて、膝をまげて動きやすい姿勢でボールを受けます。低いボール、高いボールであっても手のひらを送り手のほうに向けるところは同じで、低いボールはなるべく姿勢を低くして受け取り、高いボールは腕を高くあげて受け取る姿勢をとります。

文化としてのスポーツとは

生活が充実していると感じている時とはどんなときでしょうか。多くの人は、家族といるとき、友だちや知り合いといるとき、からだを動かすスポーツや趣味のことをしている時などにそう感じるのだそうです。

このうちスポーツは人と人の交流の方法として、そして体を健康に保ったり、心を育んだりすることに欠かせないものとなりました。そこで多くの人々がそれに親しむようになったことでスポーツは文化となりました。

スポーツはどこの国の人々でも障害のあるないに関わらず楽しむことができます。これをスポーツ フォー オールといいます。そこで日本においては、スポーツ基本法が作られました。スポーツ立国戦略で、生涯においてスポーツができるように、そしてトップアスリートが育つように、スポーツが行える環境づくりをしていくことが定められました。

最近はリオデジャネイロでオリンピックが開催されました。そしてその4年後の2020年には東京オリンピックです。世界の人々との間でスポーツを通じて平和に交流することが目的です。この考え方をオリンピズムといいます。この他に、各競技ごとに行われる世界選手権やワールドカップなどが開催されています。

こうした大会の実施を通じて世界の人々が出会い、相互の理解が深まります。世界の人々はこうした選手たちの活躍を観戦でき、スポーツの魅力や素晴らしさを知ることができます。これらの大会はより一層重要な役割を担うようになってきました。このようにスポーツは人々を結び付けるはたらきがあります。

性別や障害の有無、年齢などで分け隔てなくいっしょに楽しむことができます。こうしたスポーツにはユニバーサルスポーツと呼ばれるものもあります。