「旅立ちの日に」について

最近の卒業式の定番曲のひとつになりました「旅立ちの日に」。今日はこの曲についてのまとめです。

「旅立ちの日に」とは
この曲はの作詞は、小嶋 登(のぼる)、作曲は坂本浩美によるものです。教科書のように編曲したのは松井孝夫です。作詞・作曲は、当時(1991年)の中学校の校長先生と音楽の先生の組み合わせです。

「旅立ちの日に」は女声二部、男声一部の混声三部合唱の曲です。

この曲は変ロ長調です。調号は♭が2つつきます。変ロ音が主音になります。

この曲は4分の4拍子の曲です。したがって1小節あたり四分音符(♩)で4拍分あることになります。♩=84ぐらいのテンポ、つまりModerato(中ぐらいの速さで)で歌います。これは1分間に♩を84回打つはやさです。

「旅立ちの日に」の歌い方
楽譜が手元にある方はご覧ください。始まりの8小節が斉唱で始まっています。そののち男声、女声の2部が4小節、そして混声三部合唱になっていきます。

「旅立ちの日に」は三部合唱の曲です。楽譜のト音記号の付いた楽譜の方が女声2部、ヘ音記号の楽譜のほうが男声1部です。

楽譜のABCの各部分に関してとりあげます。Aの部分の前半の斉唱の部分はmpで歌い、二部合唱のところでmfにします。Aの最後の部分でクレッションド(だんだん強く)とします。

そしてAの後半の三部合唱がBになるとfとなり強く歌います。さらにCになるとfのまま、今度はPiủ mossoで「今までより速く」歌います。

そして各パートの重なり合いを確認しながら歌うといいです。加えて「この広い~」の部分からはcresc.(クレッシェンド)で「だんだん強く」歌います。