部活との両立

勉強を部活動と両立することは皆さんもそうしたいと一番願っていることかもしれません。でもなかなかできないのが普通です。

どうしてもどっちかを熱心にやろうとするともう一方がおろそかになりがちです。どうやったら両立が図れるのでしょう。

これにはコツがあります。わたしも本業の学習塾でこのことを教えていますので、全てをここで公開するわけには行きませんが、一部をお知らせします。

それには100%でものごとを行おうとしないことです。これは決して勘違いしないでください。手を抜きなさいと言っているのとは違います。

何事でもそうですが、一流の人とはメリハリをつけてものごとを行うことができる人をいいます。

つまり、ふだんは6割ぐらいの力で進めていって、ここぞという大事なときに100%近くの力を発揮できる調節ができる人のことです。

このふだんの6割は日頃の物事の練習や鍛錬、経験などから身についてきます。大人の人の行う仕事はどれもそうです。大事なときに細心の注意をして日頃の熟練の技を見せることになります。

これは皆さんの部活動でも同じかもしれません。いつも試合で表彰されるような人は、このような方法が身についているか、身につきつつある人です。毎試合全力で競っていては予選から何試合も行うような競技では決勝まで競えません。その辺の経験も実力のうちです。

話を元に戻しますと、勉強と学習の両立についてもメリハリを付けて行うことが両立を目指すうえでポイントになります。

この実際については今後のこのブログに書きますので、続けて読んでくださいね。

実技教科の試験対策のタイミング

期末テストが近づいている時期にいつぐらいから試験勉強をはじめるとよいでしょうか。適切な時期にはじめて試験勉強に本格的にとりかかると、1週間前には実技教科は完成できます。1日1教科ずつ、2回ずつ学習すればひと通り試験範囲のポイントはつかめると考えます。

一番大切なのは、学校の先生が指導してくださったノートやワーク、プリントなどです。それにしたがって学習すればポイントはつかめます。それを補うのが付属している問題などです。用語などでまだ理解が進んでいないところがあれば、それを優先して調べて、きちんと理解しておくといいです。

実技教科は、丹念に勉強しておけばそれなりに結果を出すことができます。中2の皆さんは内申書の成績を良くしておくことが最終学年を迎えるに当たって大事になります。

というのも、3年生の1学期の成績(おそらく内申書に記入される成績)は前の学年のものを参考に(あるいは基準に)伸びたかどうかで判断する場合もあるからです。絶対評価では個人の以前の様子と比較して努力したかどうか、そして到達段階も成績の判断材料になるからです。

そのため、この学期の成績が次の学年の成績のカギを握っているといえるでしょう。この理由から期末試験で実技の成績を上げておくことは意義があると考えます。

実技教科は何のために

「なんで学校で家庭科や美術を習うのかなあ?」そうですね。そう思うのも当然かもしれません。一見すると数学のようには「勉強」には見えないかもしれません。

中学校でこういった教科でテストがあるのも「?」と思うかもしれません。

このように勉強っていえるのかなと思える実技教科です。とくにわかりやすいのが体育ですよね。運動すること自体は、皆さんから見ると勉強の対局にあるように見えるでしょう。

「だって、頭よりからだ動かしていればいいじゃん。」そう、そのとおり。一見すると、遊びと違いないように見えます。むしろ同じ部分が多いかもしれません。体の動かし方を習っているんです。

ただ、それが同じ教科の保健となるとどうでしょう。むしろ教室の椅子と机について「勉強」しますよね。健康やスポーツや運動で体を動かすことの意義を学びます。

「うん、たしかにそうだ。それって両方あって一つの教科なんだ。」そうです。いいところに気づいてくれました。まさにそうです。保健体育というのはまさにそれが一体になってひとつの学習なんです。

他の実技教科もじつはそうです。実技とあいまって机についてする「座学」があるのはどの教科も同じです。音楽だって美術だってそうです。

このように実技教科は実技を伴う教科です。ですから実技も含めて理解して習得できたかどうか成績がつけられることになります。