日本の美術(前半)の練習問題

日本の美術について学習したら、次の問題を解いて確認しましょう。

問1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。

( ① )土器や土偶には宗教的な意味合いが込められたものも見られます。これが稲作が始まる( ② )時代になると、弥生土器は高めの温度で焼くことができるようになり、幾何学模様が多くなり、( ③ )くて、ろくろの技術を用いたものが出てきます。

金属の( ④ )(鋳型を使う技術)によって、銅剣、銅鏡、銅鐸などが作られるようになりました。これらも様々な儀式や王の権威を示す道具に使われたようです。

古墳時代の( ⑤ )は土を焼いて大王や身分の高い人の墓などに備えられました。作ったものです。素朴なものが多いですが、様々な造形から当時の生活がよくわかります。

伊勢神宮の( ⑥ )造(しんめいづくり)や出雲大社の( ⑦ )造はこの時代からずっと伝えられているつくりです。また高床の倉庫など気候風土にあったつくりのものも見られます。

飛鳥時代になると、大陸から( ⑧ )が伝わり、⑧美術がひろがり急速に文化が変容します。

工芸では玉虫厨子、仏像では( ⑨ )三尊像、百済観音像など( ⑩ )寺には当時の文化の様子を伝えるものが国宝として現存しています。

また( ⑪ )寺の弥勒菩薩像は一木造(いちぼくづくり)、中宮寺弥勒菩薩像は( ⑫ )造(寄木造)の当時を代表する仏像です。

答え ①縄文 ②弥生 ③薄 ④鋳造 ⑤埴輪 ⑥神明 ⑦大社 ⑧仏教 ⑨釈迦 ⑩法隆 ⑪広隆 ⑫寄木

問2.次の文の( )に適語を入れよう。

奈良時代になると、大陸の影響を強く受けた彫刻や建物作られ、写実性のある絵画が描かれるようになります。

奈良時代の前半の( ① )文化は、飛鳥時代から奈良時代はじめの清新な文化です。( ② )金堂壁画(現存する日本最古の肖像画)はその代表的なものです。大陸の様式や技法の起こりは大陸の影響が強く見られます。( ③ )古墳壁画もこの時代のものです。

また法隆寺(金堂、五重塔)はそうした大陸風の文化を色濃く反映したものです。( ④ )寺東塔もこの時代を代表する建築です。仏像では薬師寺薬師三尊像があります。

奈良時代の後半の( ⑤ )文化は貴族好みの力強く国際的な文化です。中国では( ⑥ )が全盛期を迎え、その文化の影響が色濃く出ています。( ⑦ )屏風(とりげだちおんなびょうぶ)、薬師寺( ⑧ )像があります。

正倉院は( ⑨ )造(あぜくらづくり)の建物で、( ⑩ )寺金堂は寄棟造(寄棟作り)の建物です。

平安時代になると唐が衰え、( ⑪ )使が廃止されて、貴族好みの日本独自の洗練された( ⑫ )文化が栄えます。絵巻物と呼ばれる( ⑬ )絵巻で大和絵の技法で描かれています。

軽妙な筆致でアニメの源流とも言われる( ⑭ )画、彫刻では平等院鳳凰堂( ⑮ )像(定朝の作)、建築では平等院鳳凰堂(寝殿造)がこの時代のものとして有名です。

鎌倉時代になると、武士の好む力強い文化が栄えます。( ⑯ )絵(にせえ)と呼ばれる武士を描いた絵画や、( ⑰ )物といわれる平治物語絵巻などが描かれます。彫刻では運慶・快慶の作の東大寺( ⑱ )像が有名です。建築では東大寺( ⑲ )門(大仏様)、円覚寺舎利殿(禅宗様)があります。

答え ①白鳳 ②法隆寺 ③高松塚 ④薬師 ⑤天平 ⑥唐 ⑦鳥毛立女 ⑧吉祥天 ⑨校倉 ⑩唐招提 ⑪遣唐 ⑫国風 ⑬源氏物語 ⑭鳥獣戯 ⑮阿弥陀如来 ⑯似 ⑰軍記 ⑱金剛力士 ⑲南大