水彩画の練習問題

水彩画の描き方についての練習問題をつくりました。試験などの確認に使ってください。

問1.次の問いの( )に適当な語句を入れよう。

水彩画には大きく分けて2通りあります。

ひとつは( ① )水彩です。皆さんが小学校以来やってきた描き方だと思います。それに対してもうひとつは( まる2 )水彩です。こちらのことをグワッシュともいいます。

透明水彩は、絵の具を重ねると、最初にぬったほうの色が( ② )て見えます。これに対して不透明水彩では、下にぬった色は( ③ )なり、重ねて色をのせていくことができます。

アクリル絵の具やポスターカラーは適切な濃さでぬっていくと、不透明水彩として、乾かしながら( ⑤ )塗りしていくことができます。特にアクリル絵の具はいったん乾くと水に溶けなくなるので、重ね塗りが必要なときにはこちらがよいです。

答え ①透明 ②不透明 ③透け ④見えなく ⑤重ね 

問2.次の問いに答えよう。

(1)次の説明文が表す用語を答えよう。

(ア)水彩絵の具は乾かしながら普通は塗っていくと色がにじみません。絵の具の濃淡を変えて重ねることができます。さらに地の色を変えると色みが変化します。

(イ)もともと絵の具のチューブに入っている絵の具を混ぜる使い方です。混色することで、中間色にあたる色を作り出すことができます。混ぜる比率を変えることで、その中間色の色みを変えることができます。ただし、あまりに多くの色を混ぜると彩度が低下してしまいます。彩度を落としたくないときには点描で描く方法もあります。

答え(1)(ア)重色 (イ)混色

問3.水彩画のさまざまな技法について述べた文です。それぞれ何という技法ですか。

(1)様々な色の点で絵を描いていく描法です。

(2)乾いた筆に、濃い絵の具をつけて、紙の上でかすれさせて描く描法です。

(3)絵の具を紙に置きます。その絵の具が乾かないうちに、水をつけた別の筆でそのそばをなぞると、色の濃淡のグラデーションをつくることができます。

(4)紙に水か絵の具を置きます。それが乾かないうちに、べつの筆に違う色(濃さ)の絵の具でそばをなぞります。すると色が混ざり合う模様が生じます。

(5)いったん紙に絵の具を置いた後、水を含ませた筆や布などで絵の具をすくい取ります。これを洗い出しといいます。

答え(1)点描 (2)ドライブラシ (3)ぼかし (4)にじみ (5)洗い出し

構図の練習問題

構図について練習問題を作りました。理解の確認に使ってください。

問1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。なお、( )に選択肢があるときは正しいほうを選んで答えよう。

絵を描くときは自由な気持ちでのびのびと描くのがいちばんです。でもその中にあって絵を見る人にあるねらい通りの感じを持ってもらえるいくつかの基本があります。構図もそのひとつです。

構図は例えば画面の全体をある(①統一感 主観)をもった骨組みをもつようにすることです。こうした構図を取り入れることで、絵の(②主題 期待)にあった構図になるようにします。そして画面に( ③ )が生じるようにします。

(1)( ④ )構図

これは絵の中でよく取り入れられている構図です。風景を描く際の基本になります。横に広がる地平線や水平線を左右に広がるように描くことで空間が左右に拡がりが続いているように感じます。

(2)( ⑤ )構図

たとえば一点透視図法などはある1点に画面が収束していきます。視点は自然にその収束する場所に集まります。したがってその空間の奥行きを感じ取ることができ、遠近感を強調することができます。

(3)( ⑥ )構図

安定感のある構図です。風景画、人物画、静物画いずれでも取り入れることで、画面から落ち着きを感じることができます。

(4)( ⑦ )構図

上下の方向に空間が広がる様子が感じ取れます。

答え ①統一感 ②主題 ③バランス ④水平線 ⑤対角線 ⑥三角形 ⑦垂直線

人物画の練習問題

教科書や資料集を熟読してから、以下の問題で理解できたか確認しましょう。

問1.人体についてはある寸法に法則があります。次の文の( )に適当な語句や数字を入れよう。

①ふつう( ア )の大きさを1とすると身長は( イ )の比になります。

②手を真横に広げるとほぼ( ウ )と同じです。

③腕から( エ )まで、( オ )の長さ、頭の大きさはいずれもほぼ同じです。

④眉間の位置は頭の大きさのちょうど( カ )分の1です。

答え ①ア)頭 イ)7 ②ウ)身長 ③エ)ひじ オ)足 ④カ)2

問2.人物画を描く上でポイントになることがあります。次の文の( )に適当な語句を下の選択肢から選んで入れよう。

人物画の構図は、横向きでしたら向いているほうをすこしだけ( ① )にとると落ち着いて見えます。前向きの場合には( ② )像がよく用いられます。

頭だけの( ③ )像の場合には頭の上の空間を少しとり、首も描くようにします。全身像の場合には必ず( ④ )が入るようにします。頭やつま先を切ってしまってはよくないです。

そして描く人物の表情だけでなく、その人物が持っている感情や( ⑤ )が表せるようになるとその絵は成功しています。少し上向き、少しうつむき加減など感情にふさわしい( ⑥ )になるようにいろいろ描き比べてみましょう。

そういった内容を効果的に表現するには、( ⑦ )に注意を払うといいでしょう。( ⑧ )い色にするとソフトな感触を与えることができます。逆に( ⑨ )い色や反対色をバックに置くなどすると強く激しい様子を添加することができます。

選択肢: 色彩 淡 濃 全身 内面 広め 胸 頭  表現 

答え ①広め ②胸 ③頭 ④全身 ⑤内面 ⑥表現 ⑦色彩 ⑧淡 ⑨濃