テストで緊張していい?

テストとなるといつも緊張して舞いあがってしまう。そういう人は読んでみてください。

じつは緊張するのはそんなに悪いことではないです。逆に「テストで眠くなって・・・」という方が心配なぐらいです。

緊張が適度なレベルならば、もっともテストを受けるには適した条件です。かなりの人がかん違いしているようです。「自分は緊張している、いけない、いけない、落ち着こう、落ち着こう」という思いが強くなりあせりがうまれます。

なぜある程度緊張する方がいいかというと、じつは緊張とは注意力が高まることを意味しています。敏感に反応するということです。細かいことに気がついて自分を修正しやすくできている状態といえます。

せっかく適度な緊張でテストにとっては好都合なのに、どうしようと逆にあせる気持ちが増してしまいがちです。

そこでこう思ってみるとどうでしょう。「緊張しているな」と思ったときには、「私も人なみに緊張しているんだ。やった、これでテストが解けるぞ」と思えばいいです。

むしろ緊張しなくて…と言う人は、ぼんやりして解きそこなったり、ミスをしたりしがちになります。このほうがよくありません。

だから、緊張それ自体は悪いことではありません。むしろ緊張しすぎていると思い込むほうがよくありません。ほとんどの緊張は適度なものといえます。こうした適度な緊張こそが物事を進めるうえで、最適の状態といえます。

ですから「ああ、緊張してきた、どうしよう。」ではなく、「やった、緊張できた。いいぞ。」と思ってかまいませんし、そうなれたらしめたものです。

連休などで見つけよう 自分のやり方

中2の皆さんは、家での実技教科の勉強のかたちはできてきたでしょうか。私は、このところの10年、地元の中学校のようすをみていますと、このゴールデンウィーク前は、学校の実技の授業が本格的に始まる準備期間といえそうです。

「どうして?」それはこの時期は学校の先生たちは、家庭訪問やこの年度のさまざまな準備に大わらわのようです。とくに実技教科については、それらの仕事をやりながら、教科書の内容に少しずつ入っていこうとされている方が多いようです。

「そうなんだ。」それで今のうちならば、新しく習い始めたところについては、家で追いつくのもさほど大変ではありません。「うん、始まったばかりだもの。」だから自分で期末テストに向けてかたちをつくっていくのに好適の時期なんです。

「そうか、じゃあ、自分でこうしたらいいかな、というのをやってみるといいのか。」そうです。それぞれ自分に合ったやりかたがきっとあるでしょう。それを確かめていって、良さそうだというものを5月末からの1か月で真剣にやってみる。そうできたら理想的でしょう。

「なんか、よし、やってやるぞという気になってきた。」

部活との両立

勉強を部活動と両立することは皆さんもそうしたいと一番願っていることかもしれません。でもなかなかできないのが普通です。

どうしてもどっちかを熱心にやろうとするともう一方がおろそかになりがちです。どうやったら両立が図れるのでしょう。

これにはコツがあります。わたしも本業の学習塾でこのことを教えていますので、全てをここで公開するわけには行きませんが、一部をお知らせします。

それには100%でものごとを行おうとしないことです。これは決して勘違いしないでください。手を抜きなさいと言っているのとは違います。

何事でもそうですが、一流の人とはメリハリをつけてものごとを行うことができる人をいいます。

つまり、ふだんは6割ぐらいの力で進めていって、ここぞという大事なときに100%近くの力を発揮できる調節ができる人のことです。

このふだんの6割は日頃の物事の練習や鍛錬、経験などから身についてきます。大人の人の行う仕事はどれもそうです。大事なときに細心の注意をして日頃の熟練の技を見せることになります。

これは皆さんの部活動でも同じかもしれません。いつも試合で表彰されるような人は、このような方法が身についているか、身につきつつある人です。毎試合全力で競っていては予選から何試合も行うような競技では決勝まで競えません。その辺の経験も実力のうちです。

話を元に戻しますと、勉強と学習の両立についてもメリハリを付けて行うことが両立を目指すうえでポイントになります。

この実際については今後のこのブログに書きますので、続けて読んでくださいね。